入社のきっかけを教えてください

前職で働いているときに、目の病気が発覚しました。徐々に目が悪くなっていき最終的には失明の恐れもあると診断され、目が見えなくなってしまってもできる仕事に変えていかなければと思い転職を決意しました。そんな中、自分と同じ病気でマッサージの仕事をしている方に出会い、マッサージの仕事に興味を持ちました。そこからは盲学校に通い、マッサージ・鍼灸について専門的に学びました。LINEビジネスサポートは、盲学校の卒業生から紹介を受けたことがきっかけとなり、卒業と同時に入社を決めました。

働く際に、会社からはどのようなサポートを受けているのでしょうか。

マッサージルームで働いているヘルスキーパーチームのメンバーは全員が視覚障がい者です。マッサージの予約確認やメール送信など、パソコンを使う作業がしやすいように、音声ソフトの導入や視覚障がい者用に機器設定のサポートをしていただいています。働く上で他にも多くの点で適切な配慮をいただくことが多く、助かっています。LINEヤフー社員のみなさんも、オフィス内で困っているときには声をかけてくれる方が多く、社内での生活もしやすいです。

一緒に働いている仲間やLINEヤフーの社員とどう関わっていますか？

利用者に心地よいと感じてもらうために自ら率先して行動できるメンバーが多く、明るい雰囲気の中、お互い助け合いながら仕事ができる仲間だと感じています。視覚障がい者同士はお互い声を掛け合わないと相手の位置が把握できないこともあり、怪我につながるリスクもあります。そういったことを避けるためにも声かけや挨拶は欠かさず行っていて、それがまた相乗効果で明るい雰囲気を生み出しているように思います。
LINEヤフー社員の中には定期的にマッサージを利用される人も多く、そういう方は社内で会ったときにも声をかけてくれるので嬉しいですね。

働いていて大変だったことはありますか？

病気の進行状況により、入社当初よりも目が悪くなっているため、マッサージの施術方法を変えていったり、社内での生活においても注意すべきことが増えた点です。マッサージの施術でも生活でも、目に頼らず聴覚・嗅覚・触覚で感じ取るように心がけています。マッサージは手の感覚を頼りに施術するため、今まで以上に手の感覚や声に意識を集中させ、相手の調子を把握していくようになりました。慣れるのには時間がかかりますが、今後も病気と向き合いながら技術の向上にも努めていきたいと思います。

新たにチャレンジできたことはありますか？

在宅勤務が増える中で、ラジオ体操とストレッチの全社員向けオンライン配信に挑戦したことです。新型コロナウイルスの流行により全社的に在宅勤務になったときに、「マッサージの利用需要が減る中で、何かできないか」とメンバーと一緒に考えた企画です。ヘルスケアサポート部門として、出社しなくても健康に貢献できることがないかと考え、配信や動画を作成し、健康通信のメルマガ配信も行いました。ほかにはLINEヤフー主催のグループ社員向けのオンライン講座で、お灸の使い方や健康のツボについて紹介する東洋医学講座も開催しました。いずれも反響が大きく、自分たちの発案で多くの人の役に立てたことも実感できた企画で、良い取り組みだったと感じています。

実際に働いてみて、どのような成長ができたと思いますか？仕事のやりがいと合わせて教えてください。

利用者がリラックスできるような雰囲気や環境づくりを心がけ、入社当初よりも個人に合わせた施術ができるようになったと実感しています。マッサージは人の体に直接触れる仕事のためとても難しいのですが、施術後に「楽になりました」「気持ちよかったです」と言っていただけるととても嬉しいですし、利用者から良い反応をいただけたときが一番のやりがいですね。

LINEビジネスサポートの好きなところを教えてください。

やりがいを感じられ、社員同士がお互いに成長し合えるところです。社内の連携やつながりを大事にしており、メンバー同士の得意不得意も把握しながら、助け合って仕事ができていると感じています。在宅勤務時に新しい取り組みを始めたときにも、動画の作成・文章の作成などメンバーの得意分野を活かし、意見交換をしながら準備を進め、大きな達成感を得られました。

これからの目標や、実現したいことを教えてください。

体の健康だけでなく心の健康も合わせてサポートできるような存在になっていきたいです。マッサージだけでなく、ヘルスキーパーの立場からオンライン健康相談や、健康に関するアドバイスができるようなトータルなヘルスキーパーを目指していきたいと考えています。利用してくださる一人ひとりに合った提案を行い、社員の健康に寄り添っていきたいと思います。